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極北クレイマー [健康・医療]

4月の日記です。

「極北クレイマー」海堂尊、読了。

p.433

「地獄の逸話をご存じですか。地獄にはご馳走がたくさんあり、長い箸が用意されている。それは長すぎて、自分の口には入れられない。だから亡者たちは、目の前に食べ物があるのに、飢えて争う。これが地獄です。そして天国は地獄の隣にある。天国にもご馳走がたくさんあり、地獄と同じように長い箸が用意されている。そう、天国は地獄とまったく変わらない」

「天国では、長い箸で他人を食べさせてあげている。そして、自分も他人に食べさせてもらう。地獄の亡者は自分のことしか考えない。だからご馳走を前にしても飢えて争う。医療崩壊を騒ぎ立てるのは、刺激ばかり求めてさまよう地獄の亡者が成す宿業だ。私たちはみんな天国にいる。ただ気付いていないだけだ」

「メディアはいつもそうだ。白か黒かの二者択一。そんなあなたたちが世の中をクレイマーだらけにしているのに、まだ気が付かないのか。日本人は今や一億二千万人、総クレイマーだ。自分以外の人間を責め立てて生きている。・・(略)・・・・何と傲慢で貧しい社会であることか」

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チャレンジャーたち [健康・医療]

今年の5月、通所リハビリの介護スタッフをしていた時に、書いたエッセイです。

通所リハビリテーションで学んだこと。

それは、リハをする人たちのひたむきな力だ。

大体片麻痺になる人たちは、デイサービス利用者層に比べて若い。

70代前後。

若い人だと50代。

うちの父母と同じような年の人もいる。

いきなりの脳梗塞や脳内出血で麻痺が残った人たち。

トイレも、私たちの介助の手がないと用を足せない。

どんな気持ちなんだろうって考える。

全盲片麻痺の利用者さんがいる。

男性。すぐ怒る。

「俺が障害を持っているからってないがしろにしているだろ!!」

「俺は車椅子にはのらない!!」

中途障害だから、点字などはできない。

どれだけの絶望を抱えながら、彼は生きているんだろう。

最近入職した新人の40代男性が、「利用者さんを見て、自分の老後を考えてしまった」
とポロリと話した。

それはただの同情ではないだろうか?

「いろいろな障がいを持ちながらリハビリに励んでいる姿こそが私たちの老後の見本じゃないんですか」

とお返事した。

人は好き好んで病気になるわけでも、麻痺になるわけでもない。

でも、左手で文字をかく練習をする人がいる。

一生懸命、発語の練習をする人がいる。

「俺みたいな病気になるなよ」といいながら、3年間週3回リハビリに通っている人がいる。

全盲、片麻痺の中で、生きようとする人がいる。

そんな人たちを尊敬している。

実際は、彼らもストレスをためていて、いろいろな我儘をいって困ることもあるし、
命令的な口調にカチンとくることもある。

そうでもしないとやっていなけない現実があること、その現実と一番闘っているのは、
本人とご家族であることを決して忘れてはいけない。

名もなきチャレンジャーたちが今日も、リハビリに励んでいる。

それを支援できるケアワーカーでいたい。

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LGBTIと医療 [健康・医療]

本日は頂いた本をご紹介します。是非、医療、看護の現場の方に広く読んでいただきたいと思います。

『医療・看護のためのLGBTIサポートブック』

メディカ出版 (ISBN:978-4-8404-2093-8)
https://ssl.medica.co.jp/shoseki/2006/cre_html/0611001075.html
価格 2,310円(税込)
執筆:藤井ひろみ他


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HIV感染者数について(大阪府) [健康・医療]

「HIV感染者数、過去最多を更新」というニュースがでていました。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060822ik21.htm
厚生労働省が3か月ごとに集計する国内のエイズ動向調査で、今年第2四半期(3月27日~7月2日)の新たなエイズウイルス(HIV)感染者数が248人で四半期の最多感染者数を更新したことがわかった。過去最多だったのは2004年第3四半期の209人。エイズ患者数も106人で過去2番目に多かった。また、4~6月に全国の保健所で行った検査件数は、前年同時期を約4000件上回る2万369件に達した。同省は「国内の感染者は増加傾向にあるとみられるが、過去最高となったのは検査や相談の件数が増えたことも原因」と分析している。
(2006年8月22日23時43分 読売新聞)

大阪府の上半期の数値をご報告しておきますと、確かに前の四半期より増加しています。
○2006年1月~3月 HIV感染者 21人 AIDS患者 3人 (合計 24人)
○2006年4月~6月 HIV感染者 33人 AIDS患者 7人 (合計 40人)
しかし、2005年全体では152人だったので、現在のところは微減の状況といえるかと思います。

詳細な報告は以下のホームページで確認できますので、ご参考まで。
http://api-net.jfap.or.jp/mhw/survey/mhw_survey.htm


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自殺防止 地方議員有志の会 [健康・医療]

今日は青森から東京へ。「第1回 地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会 総会」に参加。

秋田での取り組みについて、秋田大学医学部の本橋豊先生等より報告がありました。写真の左側はNPO法人ライフリンク代表の清水康之さん。


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授業が始まりました [健康・医療]

今年も大阪医専で社会教育人権論のコーディネーターをしています。担当は、理学療法士コースと作業療法士コースの3年生であわせて170名超になります。未来の医療、福祉の現場を担う学生さんたちに授業ができるのはとてもうれしいことです。頑張ります。

午後からは、近畿市民派議員学習・交流会へ。介護保険制度、高齢者虐待防止法についてを富田林市議の吉年さんが、廃プラ施設の建設をめぐる寝屋川市の動きについてを寝屋川市議の吉本さんが報告。

4月からの介護保険料の値上がりについては、市町村の差が大きくなってきました。例えば、府内で一番高いのは岬町で5529円。(伸び率47%)堺市も5092円。(伸び率 37.6%)果たして市民が納得できるのか。利用者本位のサービスを目指すという方向とと自治体としての役割。難しい課題です。


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自殺防止に役立つ体験談発表会・講演会 [健康・医療]

私が委員会で取り上げた自殺対策ですが、今週末に関連イベントが開催されますのでご紹介を。

■自殺防止に役立つ体験談発表会・講演会
 3月19日(日) 午後1時30分~3時30分(2時間)
 場所 プリムローズ大阪 3階 高砂(先着100名程度)
  (大阪市中央区大手前3-1-43 大阪府庁新別館南館)
 内容 (1)体験者本人による体験談発表
    (2)講演「支援活動組織による活動の現状」
 費用 無料
 問合せ 大阪府健康福祉部障害保健福祉室精神保健福祉課
    電話 06-6941-0351(大代表)

※同日に、大阪駅前、難波駅前、あべの駅前で、街頭キャンペーンも行われます!


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健康福祉常任委員会で質問 [健康・医療]

今日は健康福祉常任委員会で約1時間の質問をしました。以下、質問の概要をご報告します。

■自殺防止対策
Q1
大阪府でも、毎年2000人近い人々が自殺で亡くなっている。自殺は個人の問題ではなく、社会全体で取り組まなければいけない。自殺防止対策における府の役割は?
A1 精神保健福祉課長
府の役割は、①自殺を図ろうとする者に対する直接的な働きかけ、②自殺を防止するための幅広い府民への啓発、③医療関係者に対する自殺防止のための精神的ケアの必要性の啓発、④自殺防止に取組む関係機関等の相互の連携を進めていくこと。
Q2
関係機関相互のさらなる連携を図ってほしい。府民への呼びかけは、自殺者が増加する傾向のある時期に合わせて効果的に実施して欲しい。WHOの提唱する9月10日の世界自殺予防デーに連携したイベントをしては?
A2 精神保健福祉課長
新たに学識経験者をはじめ、産業界や労働界の参画を得て、自殺防止関係機関連絡会議(仮称)を設置する。また、国が来年度設置します自殺予防総合対策センター(仮称)との連携強化に努める。春は人々の生活環境が変わりやすく、自殺者が増加する時期なので、自殺防止街頭キャンペーンと自殺防止に役立つ体験談の発表会・講演会を3月に実施する。世界自殺予防デーに関するイベントは、関係機関連絡調整会議で実施に向けて検討する。
Q3
自殺は、残された家族にも深刻な影響を与える。自死遺族への対策は?
A3 精神保健福祉課長
2006年度に、自死遺族の方々の意識やニーズを把握するための調査方法等について検討する。
Q4
若者の自殺に関して、大阪府における状況とその対策は?
A4 精神保健福祉課長
大阪府では、2004年度の全自殺者1933人中、20歳未満は29人で1.5%。来年度設置予定の関係機関連絡調整会議等の中で若者層の自殺防止について検討する。
Q5
若者の自殺のうち、セクシュアルマイノリティの子どもたちのメンタルヘルスは対策が遅れている。新たな取組みが必要では?
A5 精神保健福祉課長
セクシャルマイノリティも、社会的に理解されにくく、心理的ストレスから来るうつ病などの精神疾患に罹患する可能性も推測されるので、新たなメンタルヘルスの研究課題であると考えている。

■HIV対策
Q1
昨年の患者、感染者数は?
A1 疾病対策課長
2005年(速報値)の府内におけるHIV感染者、エイズ患者を合わせたHIV陽性者の新規報告数は152人で、依然として増加傾向。うち、日本人男性が134人、30歳代までの若い年齢層が122人。感染経路については、同性間の性的接触によるものが114人と8割近くを占めている。
Q2
大阪府では16のエイズ診療拠点病院があるが、7割が国立病院機構大阪医療センターに集中している。一部の拠点病院への患者の偏りは問題。拠点病院の底上げが必要。
A2 疾病対策課長
特定の病院に集中している患者・感染者のうち、病状が安定している方は、本人の同意を得た上で、他の拠点病院に受け入れてもらう等、拠点病院が参加するエイズ医療体制推進協議会で、患者の集中を緩和するよう検討する。
Q3
HIV感染者が歯科や、緩和ケア病棟で受け入れ拒否されているという調査結果が出ている。
A3 疾病対策課長
医療従事者への研修の実施等、より一層、HIV/エイズについての正しい知識の普及啓発に努める。

■母子家庭への支援
Q1
母子家庭の自立のため様々な就業支援策が実施されている一方、児童扶養手当は支給が5年間を経過したときは一部を減額することが決められており、早い人で2008年4月から減額される。しかし、このことはまだ当事者に十分知られていない。制度の周知が必要。市町村の申請窓口において、支給決定の審査が厳しくなるのではと危惧する声も聞く。
A1 家庭支援課長
市町村と連携して、受給者にしっかりと情報が届くよう努める。申請窓口における審査は、国が定める基準に基づき行っているので、今後とも変わりなく、市町村とともに適正な事務処理に努める。
Q2
母子家庭の母が看護師や介護福祉士などの資格を取得する場合に給付される「母子家庭高等技能訓練促進費制度」であるが、この事業を実施していない市も多い。事業実施に向けた一層の働きかけが必要。対象資格の拡大も検討を。
A2 家庭支援課長
高等技能訓練促進費制度は、2005年度では、府内20市が実施。未実施の市町に対して、早期に事業が実施されるよう働きかける。対象資格については、自治体が定めることが可能なので、資格取得の有効性やニーズを踏まえつつ対応する。

■女性の健康づくり
Q1
以前、性差を考慮した健康づくりの重要性を指摘したところ、健康おおさか21中間評価で性差の視点に立った中間評価を実施するとの答弁を頂いている。本年度実施した中間評価の結果は?
A1 健康づくり感染症課長
中間評価結果を見ると、女性における問題としては、20歳代のやせすぎている女性の割合が23.6%と高く、日頃から階段を利用する者の割合も8.0%と低い。さらに女性は1日の歩く歩数も男性より少ないため、カルシウム摂取と運動の不足による骨粗鬆症の増加が危惧される。また、毎日飲酒する者の割合が、男性では横ばいであるのに対して、女性では策定時の12.6%から18.3%と増加しているなどの新たな問題点が判明した。
Q2
中間評価を受けて、健康おおさか21に性差を考慮した健康づくりを基本方針に入れるなど、啓発の推進においても更なる工夫が必要。
A2 健康づくり感染症課長
来年度作成するアルコール啓発冊子において、妊娠中も含めた女性に対するアルコールの影響に関する情報を盛り込む。ホームページにおいて女性がかかりやすい疾患の情報を一元化してわかりやすく提供する。

■たばこ対策
Q1
府民や施設管理者等への、たばこの害や受動喫煙防止に関する、さらなる啓発が必要。
A1 健康づくり感染症課長
来年度は、新たにたばこと健康に関する啓発カードを作成し、民間事業所の協力を募り、店頭などに置いていただくような仕組みができないか検討している。今後とも、積極的な広報に努める。
Q2
施設の禁煙化の現状は?特に、健康増進法の対象施設として明記され、受動喫煙防止のために率先して禁煙化に取り組むべき官公庁施設の状況は?
A2 健康づくり感染症課長
本庁舎は、喫煙場所以外は「庁舎内終日禁煙」とし、煙の遮断が不十分な喫煙場所を廃止並びに個室化した。府の出先機関は、昨年4月現在で、147ケ所のうち、全館禁煙は55ケ所(37%)。市町村庁舎は、昨年5月現在で全館禁煙が19市町村。病院は、252ケ所(45%)が全館禁煙。
Q3
厚生労働省は、入居している中央合同庁舎第5号館内を全面禁煙とすると発表した。長野県、高知県など、すでにいくつかの府県では、庁舎の全館禁煙を実施している。大阪府の庁舎も全館禁煙とし、府民や民間事業所のモデルとなるべき。
A3 健康福祉部長
健康福祉部としては庁舎を全館禁煙にすべきと考えており、関係各部への働きかけをしていく。

■聴覚障害者への支援
Q1
府の施設で、磁気ループ装置が使えない会議室等がある。持ち運びが可能な磁気ループ装置を必要なときに活用できるようにすることが必要。
A1 障害保健福祉室計画推進課長
磁気ループは、難聴者の方が気軽に利用できるようにすることが重要。本府の各施設における対応について、機会をとらえて啓発や働きかけを行うとともに、その活用についても効果的・効率的な運用を図る観点を踏まえつつ、検討をすすめる。

■看護師の経営参画
Q
府立5病院には、全職員約3100人の3分の2にあたる、約2000人の看護職員が勤務している。患者サービスの向上、満足度の向上を図り、より効果的な病院運営を進めていくために、患者に一番接する機会の多い看護師の意見が重要。看護師を副院長へ登用するなど、看護師がもっと病院運営に参画する体制を。
A 経営管理課長
地方独立行政法人の中期計画(案)では、患者ニーズをより的確に把握している看護職員の意見が病院運営に反映できるよう、看護職員による病院運営への参画体制の強化が位置づけられている。法人化後は、法人の理事長がこのような考え方を踏まえつつ、適材適所の視点から職員を登用する。


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仙台は雪でした・・・ [健康・医療]

仙台視察2日目。日程終了後に仙台空港に行ったら雪で滑走路が閉鎖されていました。しばらく待っても再開されなかったので、飛行機をキャンセルして、陸路で新幹線を乗り継いで大阪へ。約5時間かけて大阪に帰ってきたときには、さすがにぐったり。しかし、明日からは政調会、気を取り直して頑張ります。


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仙台視察 [健康・医療]

今日から1泊2日で、宮城県に行ってきます。健康福祉常任委員会としての視察です。
1日目 国立病院機構仙台医療センター(独立行政法人化後の病院経営について)
2日目 宮城県議会(がん総合対策について)


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