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シアトル(6月28日) [人権(LGBT等)]

朝からフードバンク、NorthWest Harvestへ。

最初にフードバンクの説明を聞いた後、ボランティアで食料の仕分け作業を手伝いました。このようなフードバンクは地域のボランティアの力によって支えられています。

フードバンクとは、食料をニーズがある人々に渡す団体です。全米中にこのような団体があります。今日は、フルサービスといって、ふたつのサービスを提供しています。ひとつは、調理なしで食べられるランチパックの配布。もうひとつは、調理して食べる食料の提供です。時代や地域によって来る人は変わりますが、ここは約2000人にサービスを提供しています。シニアの人、移民の人などがやってきます。衣・食・住という人間の生存において基本的な条件です。ここは食を保障する所ですが、企業などから食料を提供してもらったり、自分たちでたくさん買って小分けにしたりして、このしくみをつくっています。日本にもこのようなサービスが必要ではないかと思いました。

午後からは、Equal Right Washington へ。

主にLGBTの権利擁護、今は特に同性婚の問題を取り扱っています。現在、州の最高裁において裁判が行われています。また、今年の春に30年の運動が実って、LGBTの平等を保障する法律が成立したそうです。それに対して、保守派が法律を無効にするよう署名活動をしたが、有効数に達しなかったそうです。それでも、今度は法律を変えるための署名を集めているそうです。ここは社会への教育活動と議会の議員たちへのロビーイングをしています。その資料がこの写真。

ここは、全国組織のヒューマン・ライツ・キャンペーン、タスク・フォース共に支援を受けています。日曜日にプライドパレードがシアトルでもあったのですが、20万人の人手があったそうです。(シアトルの人口は57万人)

このような団体に行って聞く言葉の一つに、ヒューマンナイズ(humanize)という言葉があります。顔を出し、姿を見せることで同じ人間であることを理解する、人間化の作業です。上の資料もたくさんの写真を使っているのはそのためでもあるのです。


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