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ニュージーランド雑感 [男女平等]

今日はニュージーランドの女性の状況を、簡単にご報告します。

ニュージーランドの提督(エリザベス女王の代理)は女性。
首相も女性。
野党の党首も女性。
最高裁判所のトップも女性。
今度、国会の議長も女性になる予定。
首都、ウェリントン市の市長も女性。
テレコムというニュージーランドで1番大きな会社の社長も女性。

写真はウェリントン市長のケリーさんとの懇談の様子。

なんとニュージーランドでは、三権の長、すべてが女性なのです!さすが、世界で初めて女性参政権ができた国だけあります。私が、「なぜ女性の社会参加がこんなにすごいの?」と聞いても「私が女性というのは、私の実力と関係のない話。なんでそんな質問をするのか?」と逆に聞き返されてしまいました。「If you can do, I can do!」というポジティブな気持ちが、ニュージーランドの人々の中にあるようです。

日本と比べて、仕事における性別や年齢の壁がとても低いことを実感したのが、飛行機の中でした。ニュージーランド航空の客室乗務員(フライトアテンダント)には、年配の男性、女性、若い男性、女性がいるのです。私からすると父親くらいの年齢の男性から、「Tea or cofee?」と聞かれるのはとても新鮮でした。

しかし、ニュージーランドもパラダイスではありません。まだ「女性問題省」はありますし、トップが女性でもその周りはほとんど男性です。また、職業等に関する差別については、先住民族「マオリ」の問題があります。北から南へいくほど、白人主義が強くなるそうで、北島のオークランド、ウェリントンはまだいいのですが、南島のクライストチャーチになると有色人種は明確に差別されるとのことです。

ニュージーランドと日本は、国の成り立ちも文化も違います。大学の先生も、「(行政改革について)ニュージーランドのコピーをしてはいけません」とおっしゃっておられました。行政改革という方向性は同じでも、日本の現状にあったやり方を考えなければいけません。

しかし、女性の社会参加に関しては、是非ニュージーランドを見習っていくべきだと思います。人々の意識は、変えることができます。それをつくっているのは、私たち、一人ひとりの市民なのですから。大阪で、私たちができることをしていきましょう!


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