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八重山に行ってきました [環境]

この週末、友人とともに沖縄県八重山地方に行ってきました。
その旅行兼視察のご報告です。

始めに行ったのは竹富島。竹富島は猫富島でした。

写真は観光地になっている星砂の浜なのですが、海岸にはネコがいっぱい。
こんな南の島にもネコ問題があったのです。
竹富町では、東京の小笠原諸島に次いで、ネコ飼育条例ができています。
(イリオモテヤマネコの保全のため)

次に行ったのは西表島。後良川河口のマングローブ林。世界的にも貴重な群落です。

森の中の県道。誰も通らない歩道と街路樹。

一律の基準を満たさないと道路がつくれない補助金行政が
このような道路を生んでいます。

観光客のいない海岸に打ち上げられた大量のゴミ。

国内のみならず外国からも、海流にのってゴミがやってきます。
海のゴミ問題は、国際的な取り組みが必要な問題です。
下の写真は、中国語でペプシコーラと書かれたペットボトル。

ユニマットが建設に関わっているリゾートホテル「ニラカナイ」。

地元では、このホテルに対する反対運動が続いています。
潮流が変わったためか、広い砂浜のホテルの部分だけ、侵食されています。

この浜にのみ生息する希少なハマグリ。
このハマグリもホテルからの排水の影響が心配されています。

電柱の上にカンムリワシ、発見!

双眼鏡で覗くと、雨にぬれた羽を広げて乾かしているようでした。

12月だというのに台風が発生していて(20年ぶりだそうです)、
天候は不順でしたが、東洋のガラパゴスと呼ばれる西表島の
貴重な生き物たちを見ることができました。

写真のほかにも、セマルハコガメ、ヤエヤマアオガエル(産卵シーンを見ました!)、
ヤエヤマオオコウモリ、ホタル(八重山では年中何らかのホタルが光っているそうです) など。

都会では、普段、生き物と共に生きているという感覚が持ちにくいのですが、
西表島では、ちょっと外にでれば、いろんな生き物と出会うことができます。

ニンゲンとそれ以外の生き物は、いつも共に生きているんだということを
西表島で実感することができました。
この貴重な生き物たちを、人の都合だけで絶滅させてはならないという
想いも強く持ちました。

西表野生動物保護センターで掲示されていた相互依存宣言の意味が
分かったような気がします。
(英文 http://www.davidsuzuki.org/files/Declaration.pdf

また、たまたまセンターにいらっしゃったカエル研究者の福山さん、
自然写真家の前田さんとお話することができました。

慶応大学の福山さんが運営されている「カエル探偵団」をご紹介します。
http://web.hc.keio.ac.jp/~fukuyama/frogs/froggroup/

お二人は、台風の中、ほとんど寝ずに、カエルたちと出会うべく
西表の山や川を調査しているそうです。すごい!

台風の影響で1日早く石垣島に戻ってきました。
この石垣島でも素敵な出会いがあったのですが・・・続きはまた明日。


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