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フランスの市長から応援メッセージをいただきました! [人権(LGBT等)]

市長として同性婚を認めて世界的に話題を呼んだ、フランス共和国ベグル市のノエル=マメール氏(緑の党/国民議会(下院)議員も兼任)より、応援のメッセージをいただきました。私もマメール氏の行動をニュースで読んで、すごい人がいると感激したのを覚えています。とても嬉しいです!インタビューで私の話題を出してくださった及川さん http://www.pot.co.jp/oikenparis/、本当にありがとうございます。

「頑固な伝統が残る国で、公然と同性愛を認めたことによって彼女が示した勇気に敬服するとお伝えください。日本社会は習慣という点では非常に厳格ですよね。フランスにもまだまだ保守的な部分があるにしても、日本においてカミングアウトをすることは、フランスでカミングアウトをするよりも遥かに勇気のいることで、非常に毅然とした行動だと思います。彼女に私からの共感・激励・連帯の気持ちをお伝えください。日本社会がこの問題について開かれることを願っていますが、フランスよりもずっと困難なのではないかと思います。」

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日本のメディアでは残念ながらほとんど報道されていないのですが、欧米では、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー当事者が、カミングアウトした上で、議員や首長として活躍する姿は、決して珍しいものではありません。

アメリカ連邦議会には、下院にカムアウトした議員が三人います。民主党がBarney Frank氏(マサチューセッツ州4区、ゲイ)とTammy Baldwin氏(ウィスコンシン州2区、レズビアン)、共和党がJim Kolbe氏(アリゾナ州8区、ゲイ)。

ニューヨーク市では、ブルームバーグ市長の次に力を持っているニューヨーク市議会議長に選出された、クリスティーナ・クイン氏(Christine Quinn http://www.nyccouncil.info/constituent/member_details.cfm?con_id=3 )。彼女はレズビアンですが、女性初、オープンな同性愛者としても初の議長だそうです。

ニュージャージー州Long Hill郡区の市長も(Gina Genovese氏)、アリゾナ州の州上院議員も(Paula Aboud氏)、カミングアウトしたレズビアンです。マサチューセッツ州ケンブリッジでは、ゲイ男性が市長に再選されました(Kenneth E. Reeves氏)。彼は、92年から95年にも市長を務めており、その時は全米でも始めての黒人でゲイの市長でした。

その他、ゲイ、レズビアンが市長を務めたことがあるのは、サンディエゴ、チューラビスタ、パームスプリングス(カリフォルニア州)、プロビデンス(ロードアイランド州)、カスパー(ワイオミング州)、ウィルトンマノリア、キービスケーン(フロリダ州)、ノーサンプトン(マサチューセッツ州)。

大阪府の姉妹都市のカリフォルニア州議会には、なんとLGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の議員グループまであるのです。http://www.assembly.ca.gov/LGBT_Caucus/

アメリカのLGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の議員は、地方議会から国まで合わせて、現在、352名だそうです(http://www.advocate.com/)。日本で同性愛者であることをカミングアウトしている議員はまだ私だけなのですが、早く後に続く人がでてきて欲しいと願っています。


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