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夜回り先生講演会 [教育]

午前中、ドーンセンターで「ロバート・イーズ」のビデオ鑑賞会に出席。

ロバート・イーズ/ROBERT EADS

ロバート・イーズ/ROBERT EADS

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2004/07/23
  • メディア: DVD


『性同一性障害に苦しみながらも2度の結婚、2人の子どもを生み育て、35歳から男性として生きることを選んだロバート・イーズですが、唯一、体に残された“女性”である子宮が癌に侵されてしまいます。ロバートの人柄や人生に魅了された女性監督により、最愛のパートナーと暮らす、亡くなるまでの一年間を静かに見つめたドキュメンタリーです。』(今回の案内文より抜粋)

アメリカでTS(トランスセクシュアル)の人々がどのような実感を持って生活しているのかを知るいい機会になりました。気になったのは、TS(トランスセクシュアル)を性同一性障害(GID)と字幕を出していたこと。私の中では、TSの中にGIDが含まれるという認識なので、違和感を感じました。

午後は府庁で相談ごとなど。

夜は、ソフィア・堺で行なわれた「夜回り先生」の講演会に出席。今回の講演には、なんと5000人の応募があったそうで、800人の席が満席でした。

講演会でこんなに涙がでたのは初めてでした。子どもたちの悲しい現実と向き合ってきた水谷先生の思いが、痛いほど伝わってきました。2時間の講演でしたが、とても短く感じました。

一番驚いたのは、青少年の薬物使用では堺市が全国一、という指摘でした。薬物は、体や脳を壊してしまう危険なものです。来週、さっそく実態調査をしたいと思います。

以下、尾辻のメモより。

・「夜眠らない子」と「夜眠れない子」がいる。

・大人社会が優しさに飢えた子どもたちを食い物にしている。
・「援助交際」という言葉が犯罪を覆い隠す、実態は子どもの買春。
・HIV感染からエイズを発症して死んでいった女子校生。

・漫画の中の男女の描き方が与えている悪影響。
・小さなきっかけで殻に閉じこもる「自分病」にかかっている子どもたち。
・石原都知事には批判的:女性を「ババア」と呼ぶのだから、今度会ったら絶対「ジジイ」と呼んでやる!

・昨年退職したが、できることなら教師を辞めたくなかった。
・今度、義家さん(ヤンキー先生)が横浜市の教育委員になるが、彼は「ごめんなさい」が言えなくなってしまっている。先生でいて欲しかった。

水谷先生は、ご自身の病気をおして、まるで時間を惜しむように、全国各地へ講演に飛び回っておられます。今回、実際にお話を聞けて、本当に良かったです。

参考:水谷修先生の夜回り日記
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/index.html
ここに紹介されているエピソードも講演の中でお話されていました。

夜回り先生

夜回り先生

  • 作者: 水谷 修
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本


夜回り先生と夜眠れない子どもたち

夜回り先生と夜眠れない子どもたち

  • 作者: 水谷 修
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
  • 発売日: 2004/10/10
  • メディア: 単行本


ドラッグ世代―薬物汚染と闘う夜回り先生

ドラッグ世代―薬物汚染と闘う夜回り先生

  • 作者: 水谷 修
  • 出版社/メーカー: 太陽企画出版
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本


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