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2005年 バックアップスクール in 関西 [男女平等]

毎年開催されている、女性の政治参加を後押しするための「バックアップスクール」。私も最終日の午後に講師として参加します。興味のある方は是非ご参加下さい。

「今だからこそ!女性と政治」
主催: NPO法人フィフティ・ネット http://www4.ocn.ne.jp/~fiftynet/

●7月16日(土)  13:00~20:30 ドーンセンター
 7月17日(日)  10:00~21:00 ドーンセンター
 7月18日(月)  10:00~16:30 シャトーテル大手前

●受講料 33000円(含むNPO法人フィフティ・ネット会費)※会員は30000円             

●申込み方法 NPO法人フィフティ・ネットまでハガキ・FAX・メイルで連絡してください。
 同時に受講料を郵便振替口座に振り込んでください。 
 郵便振替口座 00910-6-11449 NPO法人フィフティ・ネット


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「みんなの憲法24条」 [男女平等]

今日は連休の中日、お休みの人も多いのかと思っていたのですが、行政の人からの報告が2件あるなど、いつもどおりの仕事をしていました。

5月3日に出版された明石書店、「みんなの憲法24条」に、尾辻の文章が掲載されています(「第4章 個人のライフスタイルを支えて」の一部)。憲法24条は、家族の中の個人の尊厳と両性の平等を規定していますが、憲法調査会などで見直しの論議がされています。

みんなの憲法二四条

みんなの憲法二四条

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本


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フェミニストカウンセリング堺 [男女平等]

今日は、フェミニストカウンセリング堺の10周年記念パーティーに行ってきました。(といっても場所は私の事務所の2軒隣です)

最初の場所は、ポルノ映画館が入っていたビルだったそうで、かなり入りにくかったというエピソードなど、10年間、フェミニストカウンセリング堺に関わってきた人たちの思いを聞くことができました。

ドーンセンター(府立女性総合センター)も去年が10周年。
フェミカン堺も10周年。

「継続は力なり」を実感したパーティーでした。


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「災害対策に女性の視点」、全国レベルで! [男女平等]

私も12月の安心・安全都市環境調査特別委員会で取り上げた課題が、今度、全国レベルでも一歩前進するようです!この委員会で使った資料は事務所にありますので、必要な方はお問い合わせ下さい。

■4月3日 朝日新聞 朝刊 より抜粋
内閣府は、06年度から改訂される新しい男女共同参画基本計画に初めて「女性の視点からの災害対策」を盛り込む方針を固めた。被災地で救援活動をする職員に女性を増員することや女性を支援する非営利組織(NPO)との連携などを検討、今年末をめどにまとめる。

■男女共同参画局のメールマガジン H17.1.21号 より抜粋

阪神・淡路大震災から10年
           男女共同参画局総務課長 新木 雅之

 阪神・淡路大震災から、1月17日で10年経ちました。あらためて、犠牲者の方々の御冥福をお祈りいたします。

 6433人の犠牲者の方々のうち、女性は約3700人と男性を1000人近く上回り、しかも65歳以上のお年寄りが約半数を占めました。被災地は古い家が多く、多数の高齢者が住んでおられた地域であったとは言え、女性やお年寄りに、より多くの犠牲が出てしまいました。

 また、復旧、復興のプロセスにおいても、女性に大きな負担がかかりました。
 被災後、企業から真っ先に解雇されたのは、女性のパート労働者でした。また水や食料の調達もままならない時期に、男性は仕事のため職場に出勤してしまい、非常事態のきびしい生活運営は、多くの場合女性の負担となりました。
 さらに敢えて言えば、恥ずべき性犯罪も混乱の中で少なからず発生していたと伝えられます。

 非常時だからこそ、不安でつらい避難生活やその後の生活復旧を優先して考え、女性の視点・立場にも十分配慮しながら、「災害弱者」を生ずることがないよう努める必要があったのではないでしょうか。そのような対応が十分でなかったとしたら、対策を考え、実施する側に何が欠けていたのでしょうか。

 阪神・淡路大震災は多くの悲劇を生みましたが、その一方で、震災時の経験に学び、社会としての進歩に結びついたものもあります。
 中でもNPOは、震災の復旧・復興に活躍したボランティアの重要性が認識されたことを契機に、1998年に法制度が整備されました。新潟県中越地震でも、多くのボランティアが活躍し、被災地から感謝されております。低成長時代を迎え、少子高齢化が進む中で、必要なサービスや手当を金銭のみで調達するには限界があります。このため、人の善意を育み、組織化して社会に貢献することを広範に進める必要があり、NPOは、社会の重要な担い手として、ますます大きな力を発揮していくものと期待されます。

 阪神・淡路大震災は、決して「過去のこと」ではありません。半数がまだ「生活の復興」は達成されていないと答えたとの報道も聞かれます。そして新潟県中越地震やスマトラ沖地震の例を引くまでもなく、災害の多いこの国に住む私たち全体が、その経験に良く学び、日頃から備えるべきと考えます。

 その場合、「ジェンダーの主流化」の観点に立って、男女共同参画の施策や考え方を防災、復旧、復興の各プロセスにしっかりと組み込むことが必要です。また、ボランティアの重要性を踏まえ、NPO等とのネットワークを形成しながら、地域ぐるみの体制を築いていく必要があります。

 新潟県中越地震では、男女共同参画局の女性職員がいち早く内閣府の現地支援対策室に派遣され、阪神・淡路大震災の経験を踏まえつつ、「女性相談窓口」の設営、普及に貢献しました。
 今後とも、災害対策への男女共同参画の視点の導入を図りながら、安全で安心できる地域づくりを進めていくことが重要と考えます。


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ジェンダーの世界地図 [男女平等]

最近読んだ本の紹介を。

ジェンダーの世界地図

ジェンダーの世界地図

  • 作者: 藤田 千枝, 菅原 由美子, 鈴木 有子
  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 大型本

この本の項目の一つを抜粋します。

夫婦の名前 「夫婦の名前(名字)はどう決められているか」

 ■夫婦は同姓(同じ名字)が義務
 3カ国:日本、トルコ、インド(ただし宗教や地域によって違う)

 ■夫婦は別姓(違う名字)が義務
 6カ国:韓国、北朝鮮、イラン、サウジアラビア、スペイン、キューバ

ほとんどの国では、「妻は自分の姓(名字)を選択できる」でした。夫婦同姓が義務なのは、日本を含めてたった3カ国・・・。

夫婦別姓の議論のときに、「夫婦が同姓でないと家族が壊れる」とおっしゃる方々がいます。世界を見渡せば、大半は別姓で、それが原因で家族が壊れているようには思えません。


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女性国会議員の比率、日本は98位 [男女平等]

今日は新聞記事のご紹介を。府議会を見渡してみても、女性議員の少なさは一目瞭然です。数少ない女性議員として、頑張らないと。

----------以下、asahi.comより転載

 国際的な議員交流団体の列国議会同盟(IPU)は3日、05年1月1日現在の各国の女性国会議員の比率をまとめた「政治の中の女性の世界地図」を発表した。184カ国のうち、下院(衆議院)で日本はケニアと並んで98位の7.1%。首位はルワンダの48.8%だった。

 女性議員の比率は全体で15.7%と、5年前に比べて2.3ポイント増えた。議員数では5年間で17%増えた。上位の北欧諸国に交じり、ルワンダを筆頭にキューバ、コスタリカ、モザンビークの途上国が10位以内に入った。ルワンダは女性比率を30%以上にするよう憲法で規定しているという。

 アラブ諸国でも、比率は3.5%から6.5%に増えた。モロッコ、ヨルダン、チュニジアなどの伸びが目立つ。スウェーデンは女性閣僚の数が過半数(52.4%)になり、議員比率(45.3%)と合わせて高い水準だ。 (03/05 13:25)


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ニュージーランド雑感 [男女平等]

今日はニュージーランドの女性の状況を、簡単にご報告します。

ニュージーランドの提督(エリザベス女王の代理)は女性。
首相も女性。
野党の党首も女性。
最高裁判所のトップも女性。
今度、国会の議長も女性になる予定。
首都、ウェリントン市の市長も女性。
テレコムというニュージーランドで1番大きな会社の社長も女性。

写真はウェリントン市長のケリーさんとの懇談の様子。

なんとニュージーランドでは、三権の長、すべてが女性なのです!さすが、世界で初めて女性参政権ができた国だけあります。私が、「なぜ女性の社会参加がこんなにすごいの?」と聞いても「私が女性というのは、私の実力と関係のない話。なんでそんな質問をするのか?」と逆に聞き返されてしまいました。「If you can do, I can do!」というポジティブな気持ちが、ニュージーランドの人々の中にあるようです。

日本と比べて、仕事における性別や年齢の壁がとても低いことを実感したのが、飛行機の中でした。ニュージーランド航空の客室乗務員(フライトアテンダント)には、年配の男性、女性、若い男性、女性がいるのです。私からすると父親くらいの年齢の男性から、「Tea or cofee?」と聞かれるのはとても新鮮でした。

しかし、ニュージーランドもパラダイスではありません。まだ「女性問題省」はありますし、トップが女性でもその周りはほとんど男性です。また、職業等に関する差別については、先住民族「マオリ」の問題があります。北から南へいくほど、白人主義が強くなるそうで、北島のオークランド、ウェリントンはまだいいのですが、南島のクライストチャーチになると有色人種は明確に差別されるとのことです。

ニュージーランドと日本は、国の成り立ちも文化も違います。大学の先生も、「(行政改革について)ニュージーランドのコピーをしてはいけません」とおっしゃっておられました。行政改革という方向性は同じでも、日本の現状にあったやり方を考えなければいけません。

しかし、女性の社会参加に関しては、是非ニュージーランドを見習っていくべきだと思います。人々の意識は、変えることができます。それをつくっているのは、私たち、一人ひとりの市民なのですから。大阪で、私たちができることをしていきましょう!


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「防災における女性の視点」勉強会 [男女平等]

今日は堺市福祉会館で、正井礼子さんをゲストにお呼びして「阪神・淡路大震災から10年~防災における女性の視点」と題した勉強会を行いました。大阪府、堺市の職員の方や、高石市議の松尾京子さんなど、多くの方にご参加頂いたおかげで、非常に内容の濃い勉強会ができました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

震災の時の女性のおかれた状況は本当に大変なもので、私は12月議会の質問をした時に一度正井さんのお話を聞いているのですが、何度聞いても、怒りや悲しみがふつふつと沸いてきます。救いなのは、大変な現場の中にいながら、正井さんが非常にポジティブな方だということ。「(女性のためのシェルターなど)ないものは作っちゃえ!」という心意気が会場を明るくしてくれました。

また、今日から春のインターン生が事務所に来てくれています。今日は勉強会の受付をお願いしましたが、元気で明るくて、頼もしい限りです。インターンに来た日は日記を書いてもらうことにしていますので、是非インターン日記の方もご覧下さい。

■インターン日記
http://www004.upp.so-net.ne.jp/otsuji/intern/diary.html


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尾辻のメモより [男女平等]

今日は尾辻のメモ帖から、樋口恵子さんの講演のメモを掲載します。ポジティブで元気の出る講演でした。

■2005年01月15日 樋口恵子さん 講演
 「人生百年いつでもスタートライン~男・女でつくる21世紀~」

モットーは、失望すれど絶望せず。72歳までいろいろあった。

おととし3月が一番絶望した(都知事選挙に落選)
相手は25年国会議員 4年間現職 石原軍団付き 304万票
樋口さん80万票 知事選準備はほとんどなし 日割りで行くと自分の方が効率よく票を獲得

今の日本の交通事故死は1万人から7000人くらいに減少
交通安全運動が効を奏した

今の日本の自殺は3万人、ほとんどが中年男性
お父さんの自殺防止月間が必要ではないだろうか

現在の日本の雇用、女性の大半は非正規雇用
貧しい人々が21世紀に広がっていくのではないか?と、危惧

少子化というが、明治維新のころの人口は 3300万人
1945年 7000万人 平均年齢 男性 23.9歳 女性 35.7歳

あらゆる先進国の人口は自然減の傾向
例外はアメリカ 合計特殊出生率 2.1 (人口維持できる数字)

先日、アメリカの財政専門家のホジャーラさんに会った
共和党は政権をとるためにかなり入念な準備をし、精緻な言葉を使っていた
そのひとつが、「オーナーシップ・ソサエティ」

ニューディール(ルーズベルト)以来の社会保障制度をつぶし、小さな政府、「自己責任」の社会をつくる、一人ひとりを所有者にすること(自分の預金資産で社会保障をまかなう)

しかし、アメリカの現状は、資産上位5%の人が、全資産の7割を持っている
ほとんどの人が資産をもっていないのに、オーナーシップという言葉に沸いている、そして、その格差はますます広がっていく

なぜなのか?アメリカ人の楽天性、自分は負け犬とは思いたくないという意識
政治が言葉なら、市民はその言葉にだまされないようにしないといけない

今の少子化の問題は、男性の問題
・政策決定の場に女性がいない
・日本は妊娠、出産で7割の人が仕事を辞める:厚生労働省は育児休暇取得が7割というが、育児休暇を取得し、その後職場復帰した人を母体として計算している(数値の取り方による見せ方が上手)
・女性の労働力が低い国で、出生率が下がっている

花婿学校の校長として
最近の若い男性は、結婚競争市場になんの準備もなく放りこまれている

結婚しない原因は企業に責任がある
諸井虔さん、日本社会の大罪として
1、家庭から父親を取り上げた
2、偏差値社会をつくってしまった

戦後60年、父親留守家庭
まるで、父親は戦場へ、母親は銃後の守りという戦争時と同じ体制
父親の育児時間は韓国より短い

この10年、いろいろなものが失われたけど、92年 育児休業法 95年 介護休業法 99年 男女共同参画基本法 DV法成立 など、得たものもある

ろうそくのように、1本のあかりがつくと、まわりがよく見えてくる
98年 NPO法 現在では2万を超えるNPOができた

今後の10年は高齢化に向けた最後の急な上り坂
2015年 38%増 2015~25年 6%増

ここからは男性の問題が多い。
田畑なきサラリーマン(ホワイトカラー)が地域に戻ってくる
NPOは N 日本の P パパ O お助け になる

そうならないと、「自発的ねたきり」が増加する:
男性が定年後、テレビの前に陣取って何もしない、食事も洗濯も掃除も全部妻がする→筋力がどんどん低下→ある日、起き上がれなって、寝たきりに

今まで、妻は夫に尽くす良い妻という評価
しかし、これからは、夫の自立を阻害したソフトな虐待妻になる
あまりにいい奥さんをしずぎて、夫の持てる力を発揮させなかった

善悪ではなくて、時代にフィットするかしないかが問題
60歳まで生きた人の4割は90歳まで生きる世の中

一回くらい都知事選で落ちたところで、へこむものか、ローソクを明るくする側に立とう!


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勉強会を開催します! [男女平等]

堺市で防災と女性に関連した勉強会を開催します。どなたでも参加できますので、皆さんお誘い合わせの上お越しください。ゲストにお呼びした正井さんは、カウンセラーとして「現場」を見てきた方です。防災や女性の問題に関心のある方には、是非、参加していただきたいと思います。(私が12月の委員会質問をする際にも、お話を聞かせていただきました。)

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【阪神・淡路大震災から10年~防災における女性の視点】

ウィメンズネット・こうべ編「女たちが語る阪神大震災」という本には、
震災のときの女性たちの体験が生々しく記録されています。
激しいドメスティックバイオレンスを受けたり、
真っ先に職場のリストラ対象にされたり・・・。
災害という非常時にこそ女性の視点が必要です。
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ゲスト: 正井礼子さん(ウィメンズネット・こうべ代表)
聞き手: 尾辻かな子(大阪府議会議員)
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とき: 2005年2月6日(日) 14時~16時
ところ: 堺市総合福祉会館 第1会議室
参加費: 300円
※申込は不要です。直接会場にお越しください。
 お問合せは、尾辻かな子事務所まで。


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