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介護保険 軽度者の分離検討 [福祉]

5月5日の新聞記事で「介護保険 軽度者の分離検討 厚労省」というニュースが報道されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013050602000119.html

記事を読んで見ると、財政負担の観点からの介護サービスの切り捨てに思えてならない。

私が勤めていたデイサービスでも要支援の方はいらっしゃった。

要支援だと、介護報酬が月額で一律のため、実質的に利用が制限されていた。
だいたい、週一回の利用、週二回利用を受け入れるデイサービスは珍しい。

それでも、一人での外出が難しい方、ご近所、近隣での交流が難しい方には、大切な居場所であり、出かける場所だ。

今回、介護保険の適用除外になれば、この方々はどこに行くのか?
市町村でのサービスとなると、地域格差が生じる。

もうひとつの問題点は、要支援と要介護を行き来する方々の問題だ。

認定で、要介護になれば、ケアマネさんが担当となり、それでADL(日常生活を送るのに最低限必要な,日常的な動作)が上がれば
要支援になって、地域包括の職員が担当となる。

このように、要支援と要介護のはざまを行き来する方々は今でも、担当者の変更、
制度の制限で大変混乱されている。

要支援が切り離されるとさらに混乱が起こるだろう。

介護保険が目指した包括的なケア、継ぎ目のないケアの理念はどこにいくのだろうか。

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