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防災フォーラム 災害と女性 ~防災と復興に女性の参画を~ [男女平等]

今日は神戸へ。「防災フォーラム 災害と女性 ~防災と復興に女性の参画を~」に、パネリストとして出演。会場はほぼ満員。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。

他の出演者の皆さんから発表された、阪神・淡路大震災や、インド洋大津波の被災地からの報告は、聞いていて本当に胸が詰まりました。

■阪神・淡路大震災の報告から
・犠牲者の男女比が偏っており、女性の方が被害者が1000人多かった。高齢女性の所得が低く、古い木造住宅に住んでいた人が多かったため。
・被災したあとも、ストレスの高まった夫の暴力や、職場のリストラの標的になったのは女性や子どもたちだった。災害等の非常時には、より弱いものへと暴力が向かう。

■インド洋大津波の報告から
・女性の被害者数は、統計もなく、聞き取りで調査するしかなかった。
・サリーを着て長髪を結った伝統的なスタイルの女性たちは、津波から走って逃げることができず、また、障害物に衣服や髪がからまって、犠牲になった。
・津波の後、子どもが犠牲になったことを夫などから責められ、自殺する女性が多かった。
・漁村における大家族が相互に助け合う昔ながらのコミュニティが、津波で崩壊。復興期に女性が活躍したため、地域での女性の発言力が増した。

私のほうからは、これからどうしたらいいのか、という視点で、議会質問の経験をお話しました。当日配布した私のレジュメは、後日、ホームページに掲載いたします。

このフォーラムでは充実した資料集を制作しています。興味のある方は是非ご一読ください。

■「女たちが語る阪神・淡路大震災」(復刻版) ウィメンズネット・こうべ編 800円
 マスメディアが流した美しい「家族幻想」、そこからこぼれ落ちた女性たちの思い、震災の経験を風化させず、今後の日本のあり方に活かしていく、それが私たちに出来ることなのかも知れないと復刻版を出版します。 未曾有の災害が女性たちにどんな影響を与えたのか、被災地で女性たちが経験したこと、そこで感じたこと、考えたことなど、被災直後の生の声を集めた貴重な記録です。災害時の女性のニーズがよくわかる資料でもあります。

■「災害と女性~防災・復興に女性の参画を~」 ウィメンズネット・こうべ編 800円
 阪神・淡路大震災、新潟中越地震ほか世界各地の災害を、ジェンダーの視点で検証した貴重な資料。(海外資料は翻訳)今後予想される大災害に向けて、この冊子が役立つことを願っています。

※いずれも 送料1冊 210円 
 申込先 ウィメンズネット・こうべ TEL/FAX 078-734-1308


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