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女性映像フェスティバル2005 [男女平等]

ドーンセンターで行われた「女性映像フェスティバル2005」に参加。「ベアテの贈りもの」「日本発 映画をつくる女性たち」「韓国発 映画をつくる女性たち」の3本を見てきました。

「ベアテの贈りもの」はホールがほぼいっぱいになる盛況ぶりでした。ベアテさんが両性の平等を憲法に書いたあと、日本の女性たちがそれをどう活かしてきたのかが描かれていました。日本の第1派フェミニズム、第2派フェミニズムの運動がダイジェストでまとめられていて、私たちのような若い世代にとっては、過去の運動の流れがよく分かり勉強になります。

そういった意味では、最近読んだ「ジェンダーで読む日本政治」 も面白かったです。

ジェンダーで読む日本政治―歴史と政策

ジェンダーで読む日本政治―歴史と政策

  • 作者: 進藤 久美子
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本


この本に、市川房枝たちの戦前からの婦人参政権運動が詳しく語られています。市川らは、日本が戦争への道を歩んでいく中で、戦争に反対して逮捕されるか、それとも協力をすることで婦人参政権の獲得を目指すのかの選択を迫られます。結局、市川らは後者を選ぶわけですが、この選択しかなくなるところまできてしまうと、もうどうにもならないんだという気がします。この歴史の教訓を忘れてはならないと思います。

「映画をつくる女性たち」も面白い映画でした。男性しか入れなかった映画製作の現場に、女性たちがどう進出していったかが描かれています。たくさんの女性監督のインタビューが出てきますが、女性だというだけで、嫌がらせをされる、スタッフがバカにする、それは韓国も日本も同じでした。現時点では、やっと映画関係者の1割が女性になったということです。


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