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神戸空港を視察 [その他]

午前中は、大阪医専での人権論講師。5回目になる今回は、福祉と政治との関わりということで、ビデオ「あの鷹巣町に何が起こったのか」前編を鑑賞。

「あの鷹巣町に何が起こったのか」 http://www.jiyu-kobo.com/

授業が終わると、すぐに神戸へ。主権おおさかの会派視察として、「人と未来防災センター」と「神戸空港」に行ってきました。

人と防災未来センター(http://www.dri.ne.jp/)は、少し遅れて行ったこともあって、ゆっくり見る時間がなかったのですが、校外学習で来ている生徒さんが多くて、勉強の場になっていることが分かりました。しかし、ここは本当に立派な建物でした。1期2期あわせて、121億円也。運営は(財)阪神・淡路大震災記念協会。今度はゆっくり見に行きたいと思います。

午後から、まずは神戸市役所に寄って、神戸空港についてのレクチャーを受けました。市議会の1室をお借りしたのですが、市議会の部屋に行く直通のエレベーターがないのです。1階のエントランスからエレベーターにのって、議会のある階で一旦降りて、議会専用のエレベーターで会議室にたどり着きました。市民の方等が直接、各階の議員控え室に行かないように、入り口をひとつにしているのでしょうが、なんだかすごい待遇だと思いました。20数階の部屋からみる風景も絶景です。

神戸空港は、そもそも70年代に関西新空港として建設される予定だったが、反対にあい、泉州沖に今の関空の建設が決まったあと、再び案として出てきたもの。神戸空港建設の是非を問う住民投票も議会で否決されて、いわば強引にできつつある空港というイメージです。

◆神戸空港 基礎データ
・第3種空港
・設置管理者 神戸市
・運用時間 午前7時から午後10時(15H)
・開港予定 2006年2月16日
・全体事業費 3140億円(!)

今回は、レクチャーを受けた後、実際に空港島に行ってきました。水深16メートルの海上に、西区からの土砂を運んでつくられています。

最初の印象は、「なんか小さくない?」でした。滑走路は2500メートルが1本。ボーディングブリッジも3本しかありません。地方空港なんだということが実感できます。神戸空港からは、関空へ着陸する飛行機がかなり大きく見え、本当に近いところを飛んでいる感じです。

この空港のいいところをあげるとすれば、三宮という神戸市の中心地から近い、ということでしょう。ポートライナー1本、15分強で行けるというのは、確かに便利そうです。

利用者数の需要予測が適切か、またこの莫大な建設資金を本当に回収できるのか、これからも注目していきたいところです。

何にせよ、この神戸空港ができたら、京阪神は伊丹、関空、神戸という3空港体制になります。この3空港の共存をはかっていくことが必要です。


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